8.3. 利付き勘定科目

固定または変動利率の投資は、利用可能な投資の中で最も簡単かつ一般的な形式の一つです。 利付き投資には銀行預金口座、定期預金および元本から利子を受け取る他のいかなる種類の投資も含まれます。 本節ではGnuCashでこの種類の投資を扱う方法を説明します。

8.3.1. 勘定科目のセットアップ

利付き投資を購入する時は、投資の購入を記録する資産勘定科目、利子からの収益を記録する収益勘定科目、および銀行手数料を記録する費用勘定科目を作成しなければいけません。 次は、銀行の利付き普通預金勘定科目と定期預金勘定科目の配置例です。


資産
   ABC銀行
      定期預金
      普通預金
費用
   ABC銀行
      手数料
収益
   ABC銀行
      利子

いつものように、この勘定科目階層は例のための単純なものです。実態と最も良く一致した配置の勘定科目を作成してください。

8.3.2. 例

では、実際の金額をこれらの勘定科目に入力しましょう。 1%の利子が付く普通預金口座に10,000ドル預けている状態で始めます。そして、6カ月満期、利率2%の定期預金に5,000ドル預け替えます。 明らかに、普通預金より定期預金にお金を預けた方がずっと良いです。 最初の預け替え後、勘定科目は次のようになります。

関心がある投資のセットアップ

この画像は定期預金勘定科目を新規作成し、投資した後の勘定科目記録簿です。

そして、次の6カ月間、銀行口座の活動について説明する銀行計算書を毎月受け取ります。 この作成例では、お金が銀行にある状態で何もしません。よって活動は利子収益と銀行手数料だけです。 毎月の銀行手数料は2ドルです。 6カ月後、定期預金記録簿ウィンドウは次のようになります。

関心がある投資のセットアップ

この画像は6カ月後の定期預金勘定科目記録簿です。

そして、これがメインGnuCashウィンドウです。

関心がある投資のセットアップ

この画像は6カ月後の勘定科目です。

この投資が6カ月間でどうなったかの要約が、前にあるGnuCashメイン勘定科目ウィンドウ画面で良く分かります。 定期預金の利率は普通預金の利率の2倍です。定期預金のリターンは50.21ドルです。それに対して普通預金のリターンは13.03ドルで、おおよそ4倍になっています。 なぜでしょう? 普通預金に課される、やっかいな2ドルの銀行手数料のためです (6カ月で12ドルにのぼりました)。

この6カ月の期間後に定期預金は満期になりました。これは、中途解約違約金無しで払い戻しを受けられることを意味します。 これにより、定期預金勘定科目から普通預金勘定科目へ単純に5050.21ドル資金移動することができます。